宝塚メイクは怖くないよ

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みりおんの退団について思うこと。「終わりがあるから輝ける」

こんにちわ。

もうじき夏も終わりです。

日本の四季というものは美しいものです。

少しずつイチョウが黄色くなり始めています。

日本に生まれてよかったと思います。

ちくわです。

 

先日、記者会見が行われました。

実咲凛音さんの退団記者会見です。

真っ白なワンピースにキュっとまとめた髪が、とても清潔感溢れる娘役らしい装いだったと思います。

 

宝塚音楽学校時代からちょうど10年での退団。

わずか研4で娘役トップスターになり、必死で目の前のことをこなしたきたというみりおん。

色々な人達に支えられて、必死で駆け抜けてきたのだと思いました。

 

「トップ娘役になったころから、退団のことはいつも意識していました」

具体的に退団を考えたのは、朝夏の大劇場トップお披露目公演「王家に捧ぐ歌」の初日。

「素晴らしい作品で、大きな役をいただき、組としてのパワーと情熱を感じることができたので」と決意した。

 

男役トップスターの方々も言います。

「トップになっていつも考えることは退団の時期」だと。

頂点に立ち、夢がその手の中に入ったその時から考える終地点。

それは人間の人生にも似て、けして終わりのない旅ではありません。

 

終わりがあるから輝ける。

 

 

ギャラリー | 宙組公演 『王家に捧ぐ歌』 | 宝塚歌劇公式ホームページ

 

終わりがあるから輝ける。

別れがあるから愛おしく想う気持ちを大切にする。

制限された時間の中で、最大限の力を伝えようと思う気持ちと、

それを一秒の残らず見ておきたいという気持ちが交差する。

終わりがあるから必死になれる。

終わりがあるから美しい。

 

もし、「明日でこの世が終わる」としたらあなたは何をしますか?

もし、「あと半年でこの世からいなくなる」としたらあなたは誰に何を伝えますか?

 

恥ずかしいとか、かっこ悪いとか、世間体とか言ってる場合じゃありません。

時間は限られています。

 

もし

「あなたのとても大切なものをあと半年で手放さなくてはならない」としたら、

あなたは誰に何を伝えたいですか?

 

終わりを意識した時から輝き始めます。

 

みりおんもかのちゃんも、

まさおくんもみっちゃんも。

そして、ちぎちゃんもみりおちゃんも。

「終わり」に向かって走り続けているでしょう。

 

わたし達もその想いに答えなければなりません。

公演を見に行く。CDやDVDや写真集を買う。

 

出来ることはそれだけではありません。

 

彼女たちの姿や想いを焼き付け、

目の前にある自分コトを見つめ直すのも良いのではないでしょうか。

大切なもの、夢、

いつの間にかあきらめてきたこと、

恥ずかしくて言えないでいること、

ズルズルと引き延ばしていること、

これから立ち向かう試練、などなど。

 

彼女の想いがあなたを輝かせます。

 

ではでは。

ちくわでした。

いつもありがとうございます。ごきげんよー。

 

 

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