宝塚メイクは怖くないよ

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「元・宝塚総支配人が語るタカラヅカの経営策略」あなたも宝塚ファンなら読まなきゃ絶対損ですよ!!

こんにちわ。ちくわです。

わたしは去年あたりからたくさんの本を読んでいます。

ジャンルも様々ですが、特に好きなジャンルは自己啓発とビジネス本です。

 

その中で、最近買った電子書籍を紹介しましょう。

こちらです。

元・宝塚総支配人が語る「タカラヅカ」の経営戦略

 

 

元・宝塚総支配人が語る「タカラヅカ」の経営戦略【電子書籍】[ 森下 信雄 ]

2015年1月発売。

 

もっと早く知りたかったです。この本の存在。

宝塚から離れていたとはいえ、知るの遅い過ぎでした・・・

おもしろいですよ!!

 

この元宝塚総支配人 森下信雄氏。

阪急電鉄入社→駅員さん→車掌さん→運転士さん→宝塚歌劇制作課長→宝塚舞台劇場部長→→→宝塚総支配人。

駅員さんが退社することなく歌劇団の総支配人になるんですから、人生分からないものです(笑)

そして、この本のキーワードが「シロウトの神格化」

そんなことが、前書きに書かれています。

 

第1章 「タカラヅカ」の基礎知識

  5組の平等なビジネスユニット

 エンターテイメント作品の「ウラとオモテ」など

第2章 宝塚歌劇のビジネスモデル

 気楽な立ち位置によって生まれた独特なポジション

 スケジュールと出演者の「旬」で決まるディナーショーなど

第3章 宝塚歌劇ビジネスの特徴

   宝塚歌劇における垂直統合システムとは

 垂直統合システム上の全国ツアーのメリットなど

第4章 宝塚歌劇とAKB48

   しろうとの神格化とは?

   未完成は「新鮮の」の良さなど

第5章 タカラヅカのこれからと業界の未来

 不変の真理はそのままに

 「不均衡」「偶然性」を仕掛けてコミュニティーを動かすなど

 

 

 

まず、はじめに言っておきます。

「完全なる夢の世界を壊さないでー!!」

という方にはお勧めしません。

 

どうしたら利益を出せるか。

そのために何をして、どう策を仕掛ければ、「ファン・コミュニティー」を動かすことができるか。

そんなある意味、夢のないことがつらつらと書かれています。

 

しかし、これは暴露本ではありません。
これはビジネス本です。
そういう意味では、宝塚歌劇という舞台に興味のない方でもかなり面白い内容になっていると思います。

 

頭の良いファンの方ならわかるでしょう。

「その策にハマっている自分には気付いている。・・・てか、もっともっとハマらせてほしい。頑張ってくれよ、タカラヅカ!」って(笑)

 

そしてこの本を読めば、色々な事が腑に落ちます。

5組構成、専科、組替え、大劇場、東宝、バウホール、全国ツアー、博多座、梅田、ディナーショー、オリジナル作品、再演作品、海外ミュージカル作品、㈱宝塚舞台、演出家、DVD、CS、音楽学校、トップスターの卒業、OGのプロダクション、そして阪急電鉄グループ・・・etc

 

全てのものに意味があり、そしてその経営方法により100年もの歴史を作り出してきたということ。

阪急グループだからこそなしえてきた事だと。

 

最後に。

わたしの感想を聞いてください。

 

タカラヅカのビジネスの特徴「垂直統合」システムにはすごく納得しました。

簡単に言うと、「宝塚歌劇の舞台は全てにおいて阪急グループが作りあげている」ということです。

夢を追うエンターテイナーが聞けば、これぞ夢のない話なのかも知れません。

 

しかし、「宝塚ならでは」と言われる全てのものは、この垂直統合システムによって可能になっているわけです。

 

梅田劇場専属アーティスト、宝塚OGの方々でさえもそのシステムにのっとった形になっているんですね。

とても興味深く、発見と納得の繰り返しでした。

 

冒頭で話した「シロウトの神格化」の意味もガッツリAKBと比較してわかりやすく説明しています。

興味のある方はこちらをどうぞお読みください。

元・宝塚総支配人が語る「タカラヅカ」の経営戦略【電子書籍】[ 森下 信雄 ]

 

元・宝塚総支配人が語る「タカラヅカ」の経営戦略

 

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では、きょうはこの辺で。

いつもありがとうございます。ちくわでした。

ごきでんよー。

 

 

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