宝塚メイクは怖くないよ

宝塚を初めてみる方や離れてしまった方に読んでもらいたいブログ

「宝塚歌劇団が好き」を哲学と医学と化学から考えてみた結果・・・ですよねー。


こんにちは。ちくわです。

今日は珍しくダラダラと文章が続くはずです。ですので、興味のある方だけ、お時間のある方だけお付き合いください。

 

 
突然ですが、私は宝塚歌劇団が好きです。
とてつもなく好きです。
あなたもそうですよね?
 

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でもなんでこんなにも宝塚が好きなんでしょう。どこがこんなにも好きなんでしょうか。


こういうふとした疑問、思うことってないですか?

私の場合、行きつくところは、なんで自分は生きているのだろうというところです。

 

けして、こ真面目な話ではありません。

ほら、例えば「あ」という字を見続けていたら、ふと何でこれが「あ」なんだろうて思ったことありませんか?

わたしだけですかね。

そんな感じです。

 

なんで自分は生きているんだろう。 

それは「生かされている意味」への疑問ではなく、

「呼吸をして心臓が動いている事実」への疑問だったりするんです。

哲学というよりは、医学や科学の疑問。

そんなところまで行ってしまったら、答えなど理解できません。
 
医学や科学はたいていは答えがあるはずです。
が、理解ができない。
研究者たちと同じ作りで出来ているはずであろう私の脳みそなのに、理解できないなんて損した気分になります。
が、勉強する気分にもなれません。
 
そして解決しないまま眠りにつき、またふと思うんです。
「なんで自分は生きているのだろう」
 
 
・・・何の話をしていたんでしたっけ?
「なんでこんなにも宝塚が好きなのか」っていう話でした。
 
 

私、舞台が好きなんです。

たくさんの舞台を見に行きました。
 
ミュージカルはもちろんのこと、バレエもお芝居もコンサートも、歌舞伎も落語も文楽も。
ピアノ、バイオリン、交響楽団や吹奏楽の演奏会も、中国雑伎団もシルク・ドゥ・ソレイユもディズニーオンアイスも見に行きました。
地元の小さな演劇団や高校生の演劇部の発表会、夏祭りのジャズフェスティバルも獅子舞も太鼓も大好きです。
 
とにかくたくさんの舞台を見ていても思うんです。
宝塚がやっぱり好きだなぁって。
見ているからこそ思うんです。
宝塚って面白いなぁって。
 
もちろん、繰り返しますが、ほかの舞台も面白いです。
歌舞伎も特に文楽なんて、美しくて息をのみっぱなしです。
雑技団やシルク・ドゥ・ソレイユ なんて口あっきぱなしです。
高校生の頑張りに涙が出ますし、先日は太鼓の演奏に圧倒されてきました。
 
でも、なんででしょう。
宝塚ふぉーえばーなんです。
 
あれですかね。宝塚効果があるんですかね。
 
宝塚のキラキラやスターさんのウインクでアドレナリンが分泌されて、火事場の馬鹿力が出るとか?集中力が上がるとか?
逆にセロトニンがでて、ゆっくりリラックスさせる効果があるのでしょうか?
それとも、細胞が活性化されて薄毛が治るとか?
 
はたまた、宝塚を見ることによって、潜在意識がぬりかえられ、
引き寄せの法則が成功し、思考が現実化されたりとか?
 
どれも、あってるか間違えなのかわからない言葉ですが、でもきっとそれはどれも正しい。
そんな気もします(笑)
 
 

宝塚は夢の世界ですか?

私は思います。
けして夢の世界でなんかないと。
 
もちろん、舞台作品を見ているときは夢の世界かもしれません。
その作品の中に引き込まれ、そのストーリーに、主人公に酔いしれる。
そんな夢の世界かもしれません。
 
でも、その半面、どこか違う感情も湧いてきます。
 
自分の子供の発表会をどきどきしながら見ていた時のような、
大好きなアイドルのコンサートをノリノリで見ているような、
せつない韓流ドラマの主人公と禁断の恋に落ちてるヒロインになりきっている時のような、
 
とにかくです。
何十人ものスター達が、目の前で演じているその姿は、 けして物語の中の主人公たちではなく、毎日必死にお稽古に励んでいる生身の人間にも写るのです。
(これは、出演者様たちにとっては、ある種屈辱的な言葉かもしれませんが・・・)
 
生まれ持った容姿や才能、そのオーラに加え、
日々の進化を怠らない努力の姿勢。
何十人、何百人ものそのオーラがぶつかり合い、ひとつのものを作り上げていく。
その中でも、そのスター性における熾烈な戦いがあり、その頂点に立つものは限られる。
その戦いの結果でわたしたちは喜び嘆き涙を流す。
まるでそのスターは自分が育てた子供のような、駆け出しだった頃から支え続けた恋人のような、これからの道を導いてくれる大人の存在のような、そんな気にさえさせる。
 
そして、最も重要なのは、女性が男性を演じるという、この世界。
本物の男性以上にステキな男性を追及し続けたその女性の演じる男性たちの視線は、
わたしたちを異常なほどに惹きつける。
アブノーマルな世界へと導く。
 
「何で宝塚がこんなにも好きなのか」
 
言葉のあやはさておき、 理由はここにあると思います。
 
母性本能と理想と努力とアブノーマル。
 
それを夢の世界というならばそうなのかもしれません。
 
が、「清く正しく美しく」とうたっているこの世界こそが、
成功も挫折も、善も悪も、正常も異常も、そして、生も死をも教えてくれる
生身の人間たちの集まりなのではないでしょうか。
 
きっとここに「生かされている意味」の答えがぎっちりと詰まっていることでしょう。
 
そしてまた、「呼吸をして心臓が動いている事実」への疑問は闇の中・・・
まあ、それでもいいか。
ゆっくりと眠りについて、また明日、頑張ろ。
 

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私は宝塚歌劇団から生きる力をもらい生きています。

宝塚歌劇団が大好きです。